2024年を振り返って

December 26, 2024

2024年を振り返って

早いもので、2024年の営業も終了しようとしています。本年は社名変更や日本電機工業会(JEMA)への加盟といった大きな変革があり、当社にとって重要な一年となりました。一方で、日本経済は混沌とした状況が続いており、物価は上昇しているものの、中小零細企業の賃金アップにはまだまだ至っていないと感じます。当社では給与規定の大幅な見直しを行い、評価と連動する仕組みを導入しました。中小零細企業が日本経済の基盤を支える中、明るい未来が訪れることを期待しています。

当社は、企業理念「エレクトロニクスで世界を幸せに」を掲げ、電子部品事業、電力事業、監視IoT事業、光触媒事業に取り組んでいます。以下、それぞれの事業についてご報告いたします。

【電子部品事業】
全体として、受注残の解消は進んでいるものの、お客様の在庫がまだ消化しきれておらず、新規注文には至っていない状況が続いています。当初、9月頃から市況が変わると予想していましたが、現在は約6カ月程度遅れていると分析しています。

車載マーケットでは、中国EVメーカー(BYD)の販売台数が伸びている一方で、当社のお客様の販売台数は低迷しました。
アミューズマーケットでは、パチンコ・スロットともにS社が市場を独占しており、当社のお客様の販売台数も低迷しましたが、スマートパチンコのゲーム性が市場で評価され、今後の販売増加が期待されています。
産業機器マーケットでは、半導体製造装置の需要が微増となりましたが、在庫調整局面からの脱出には至っていません。

【電力事業】
ニシム電子工業製「瞬時デマンド装置」を販売し、大手企業の工場数社に設置しました。電力負荷のピークカットに貢献し、お客様から高い評価をいただいております。多方面からの問い合わせも増加傾向にあり、今後が期待されます。
また、当社のオリジナル商品である「逆潮流防止装置」は、6月に1号機、11月に2号機が稼働を開始し、非常に良好なデータが得られています。企業の脱炭素化やSDGs推進に向けて、この装置の活躍がさらに期待されています。

【監視IoT事業】
AIを活用したリアルタイム映像分析技術を搭載したセキュリティカメラの販売を開始しました。現在、データセンターや公共施設、交通インフラで実証実験を行っています。効率的で安全な社会の実現に向けて、大きな可能性を感じています。

【光触媒事業】
今期、オリジナル商品である除菌脱臭機「Air Sweep」「Samurai Air Black」をリリースし、ネット販売を展開しました。予算の都合上、広告宣伝費を抑えていることもあり販売は低迷していますが、お客様からの機能評価は上々で、一定の手応えを感じています。

ChatGPTなどの生成AIが普及する中、データセンターをはじめエネルギー需要は増加傾向にあります。当社の事業ポートフォリオは非常にバランスが取れていると自負しており、今後も市況を見ながら優先順位を付けつつ、各事業を推進していきたいと考えています。

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