2026年8月期 決算を迎えて

September 1, 2026

株式会社DenGXは8月31日に決算を迎え、本日より創業59年目をスタートいたしました。

こうして新たな一年を迎えることができましたのも、ひとえにお客様、お取引先様をはじめ、これまで当社を支えてくださった皆様方のご支援、ご愛顧の賜物と、心より感謝申し上げます。

創業以来、時代とともにエレクトロニクス業界を取り巻く環境は大きく変化してきました。現在も、生成AIの急速な普及、半導体需要の拡大、エネルギー問題、地政学リスクなど、私たちを取り巻く事業環境は大きな転換期を迎えています。

そのような環境の中、DenGXも新たな市場、新たな技術へ挑戦しながら、次の時代に向けた事業づくりを進めています。

ここに、今期の事業概況と今後の展望についてご報告いたします。

【総括】

上期は非常に厳しい売上状況となりましたが、下期は上期比約140%と大きく伸長し、受注・売上ともに回復基調となりました。

一方、地政学リスクの高まりによる「有事のドル買い」などを背景に円安が進行し、一時は1ドル165円をつける局面もありました。

その影響により、為替差損に加え、物流費や仕入価格の高騰など、当初想定していなかったコスト増が発生し、収益面では厳しい事業環境となりました。

今後は、人手不足を背景とした生成AIの活用がさらに加速し、それを支えるAIサーバーの需要も世界的に大きく拡大すると予想しています。それに伴い、メモリーをはじめとする半導体の需給逼迫も見込まれ、各半導体メーカーでは積極的な設備投資が進められています。

こうした市場環境を背景に、半導体製造装置向け需要については引き続き堅調に推移すると見込んでおり、当社の来期売上高については、今期比約10%の増収を計画しています。

【電子部品事業】

車載マーケットにおいては、HEV・PHEV向け需要が堅調に推移しました。来期についても、自動車の「電動化・電装化」が着実に進展することで、電子部品需要は底堅く推移すると見込んでいます。

アミューズメントマーケットにおいては、市場全体は落ち着いた状況にあるものの、主要顧客における在庫調整の進展に伴い、新規受注の回復を期待しています。

産業機器マーケットにおいては、半導体製造装置向けの受注が好調に推移しており、すでに1年先を見据えた受注も入り始めています。来期は今期比約2倍の売上を見込んでおり、電子部品事業を牽引する市場として期待しています。

【電力事業】

当社オリジナル商品である「逆潮流防止装置」の受注が本格化し、それに付随して太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの受注も拡大しました。

さらに、瞬低対策装置やUPS(無停電電源装置)などの受注にもつながり、電力事業として初の単年度黒字化を達成しました。

また、新たなオリジナル商品として「瞬時型電力デマンド制御装置Pro」をリリースしました。電気料金の高騰や企業・自治体における省エネルギーへの関心が高まる中、今後の事業拡大を牽引する商品として期待しています。

九州地区を中心に、小中学校や自治体関連施設からの受注も入り始めており、今後さらに成長が期待できる事業分野として、積極的に展開してまいります。

【監視IoT事業】

新たに「AIデジタルサイネージ」をリリースし、現在は実証実験を進めています。

従来のデジタルサイネージは、広告やCMを一方向に配信することが中心でしたが、当社のAIデジタルサイネージでは、AIを活用した視聴分析や行動分析などを行うことが可能です。

「広告を流す」だけのサイネージから、「効果を分析し、次のマーケティング施策につなげる」サイネージへ。

AIとリアル空間を融合することで、これからのマーケティングに新たな価値を創出できる事業として期待しています。

【光触媒事業】

車載用空気清浄機「Samurai Air」は販売が好調に推移し、追加生産を実施しました。

一方、円安の進行や広告宣伝費の見直しなどを踏まえ、現在は積極的な販売活動を一時休止しています。

今後は、インフルエンザや花粉症などへの関心が高まる冬季から春季にかけて、販売・プロモーション活動を強化していく方針です。

また、すでに設計・デザインを完了している大型空気清浄機については、市場環境や投資効率を見極めながら量産時期を見直し、来期以降の事業化を計画しています。

【59年目のDenGX】

生成AI、半導体、エネルギーを取り巻く世界は、今まさに大きな転換期を迎えています。

AIが進化すれば、それを動かす半導体が必要になります。そして、AIサーバーやデータセンターが増えれば、それを支える膨大な電力が必要になります。

当社が長年培ってきた「電子部品」に加え、近年注力してきた「電力・エネルギー」、そして「AI・IoT」。

これまで一つひとつ取り組んできた事業が、今、大きな流れの中でつながり始めています。

59年目も、当社の企業理念である

「エレクトロニクスで世界を幸せに」

の実現に向け、社員一丸となって新しい技術、新しい市場、新しい価値の創造に挑戦してまいります。

今後とも株式会社DenGXを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Suspendisse tincidunt sagittis eros. Quisque quis euismod lorem. Etiam sodales ac felis id interdum.