近年、ドローン技術の進化がめざましく、空撮や測量だけでなく、物流、農業、災害対応など多様な社会課題の解決に活用されています。こうした中、私たち株式会社DenGXも、電子制御・電源・IoT技術を活かし、ドローン分野における新たな取り組みを進めています。

空が変える、社会の仕組み

ドローンは、従来の輸送や監視のあり方を一変させる力を持っています。

• 山間部や離島への医薬品・検体の輸送
• 災害現場での初動状況把握・人命救助支援
• 精密農業における農薬散布や生育モニタリング
• インフラ設備の点検や遠隔監視

これらはすでに実証段階を経て、一部は社会実装が進んでいる分野です。そして、その実現には「信頼性の高い電源制御」や「耐環境性を備えた電子モジュール」が不可欠です。

DenGXが注力する3つの技術領域

私たちDenGXは、長年培ってきた電子機器設計のノウハウを基に、以下の3領域でドローン分野への技術提供を行っています。

1. 軽量・高効率の電源ソリューション

ドローンにおける稼働時間や安全性は、電源モジュールの性能に大きく左右されます。当社では、高効率DC-DCコンバータや小型バッテリーマネジメントシステム（BMS）の提供を通じて、機体の長時間稼働と小型軽量化を支援しています。

2. IoTによる遠隔モニタリング技術

当社の強みであるモニタリングIoT技術を応用し、ドローンの状態（バッテリー温度、稼働時間、異常検知など）をリアルタイムで可視化・記録するソリューションを提供可能です。

3. クリーンエネルギーとの連携

ドローンポート（充電基地）を太陽光発電＋蓄電池システムで運用する構想も進行中です。再生可能エネルギー事業での経験を活かし、環境負荷の少ないドローン運用基盤の実現を目指しています。

東南アジア市場での展開も視野に

現在、インドネシアなど東南アジア地域では、地理的課題を克服する手段としてドローン活用が加速しています。当社は、これらの地域においてもパートナー企業との連携や部品供給を通じ、現地課題の解決に貢献していきます。

DenGXの使命：「空の産業インフラ」を支える黒子的存在に

私たちは、ドローンそのものを製造するわけではありません。しかし、その「中にある技術」を担うことができます。

社会課題の解決に資するドローンが、より安全に、長く、安定して運用されるために――
DenGXは、電源、通信、モニタリングという見えない領域で価値を提供してまいります。

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