June 9, 2025
2025年6月6日、日本発の宇宙開発ベンチャー企業 ispace(アイスペース)が、2度目となる月面着陸ミッションに挑みました。しかし残念ながら、今回も着陸は成功には至らず、再び“失敗”という結果に終わりました。
期待されていた2回目のチャレンジ。市場の注目度も高く、ミッション当日は多くの投資家が成功の報に沸くことを期待していました。しかし、現実は厳しく、株価は連日ストップ安という展開に。世間からは「月に探査機を送って、何のビジネスになるのか?」という疑問の声も聞こえてきます。
思い返せば、GoogleがGoogleマップを立ち上げた当時も、誰もがその商用価値を理解していたわけではありませんでした。「地図が無料で使える?それで何ができるの?」といった反応は今では信じられないものです。しかし、その後の社会への影響は計り知れません。
宇宙ビジネスも同様です。
目の前の利益や成果ではなく、その先にある“可能性”にこそ価値があるのです。
今回のispaceのミッションでは、確かに多くの費用がかかったことでしょう。しかし、それは無駄だったでしょうか? 決してそんなことはありません。
あのSpaceXでさえ、最初のロケット打ち上げでは何度も失敗を繰り返しました。エンジンの爆発、通信の不具合、軌道の逸脱……。そのたびに世間は「無謀だ」「終わった」と言いました。
それでもイーロン・マスクは、決して諦めませんでした。だからこそ今、SpaceXはNASAと肩を並べ、民間宇宙事業のリーダーにまで成長しています。
ispaceにも、ぜひ失敗を恐れず、原因を徹底的に追及し、改善し、再び立ち上がってほしいと心から願います。
AIが進化し、電力消費がますます増える時代。「電力」は人類の発展において、今後ますます重要なインフラとなります。
その中で、こんな未来が実現するかもしれません。
月面に太陽光パネルを設置し、宇宙空間で24時間発電した電気を、マイクロ波やレーザーを通じて地球に送電する——。
そんな、SFのようなビジネスが、10年以内に実現するかもしれないのです。
もちろん、その第一歩となるのが「月面への安定的な着陸・輸送技術の確立」であり、ispaceのような企業の存在が不可欠です。
宇宙ビジネスは、壮大で、困難で、時には非現実的に見えるかもしれません。けれども、夢のある未来を現実にするためには、挑戦を続ける人たちが必要です。
私たちDenGXはispaceの活動を注視し、失敗の中から未来を切り拓くその姿勢を、心から応援していきたいと思います。
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